年収アップのためには、英会話力は必要なのか?

どの業界でも英語力があれば年収アップに有利。しかし、タクシー運転手という職は平均年齢も高いので英語が出来ない人も多いでしょう。

タクシー運転手の求人では、経験不問や資格が全くない人も大丈夫と記載している事も多いのですが、英会話のスキルを歓迎している会社もあります。歓迎する一番の理由は海外からの観光客が増加しているから。英会話が出来るタクシー運転手ならば、海外からの観光客も安心して乗車できるでしょう。指名される機会も充分に望めます。

つまり、タクシー 運転手が英語を話せればお客さんを獲得しやすくなり売上も月収も年収も上がりやすくなります。 タクシー運転手の多くは「もっと年収を上げたい」と考えているはず。そこで英会話を使用した年収の上げ方を特集してみました。

タクシー運転手の英会話力は何処まで必要?

英語の勉強

英会話未経験の人は、英会話を「相手の言葉を理解して自分の言葉で相手に伝える」とイメージする人が多いですが、完璧に会話が出来なくても問題はありません。

タクシードライバーの職業として使用する英会話フレーズは、ある程度決まっています。そのため、いくつかのフレーズを暗記しているだけで外国人観光客とのコミュニケーションは随分と楽になり売り上げも得やすくなります。

もちろん、会社ぐるみで英会話を推奨しているところもあります。そのような会社では英会話の講習会を行っていることもあります。仕事を「きつい」と感じてしまうとなかなか自分のための勉強をする機会はないかもしれませんが、休みの日を上手に利用して英会話を学べば、自身のスキルアップだけでなく年収や給与の増加にも良い影響があります。

タクシー運転手が覚える必要性がある4つの英語フレーズ

【1】Where are you going?
(どちらにいきましょうか?)

まず【1】の文章を読みます。すると、外国のお客さんからは“目的地の場所の名前”が返ってくるでしょう。必要なのは、お客さんの言葉から「Tokyo Tower」「Sky tree」などの単語を聞き取ることです。タクシー運転手という職種を半年も務めれば、有名な場所の名前は覚えているもの。聞き取るのも容易になっていきます。

【2】How long would it take to arrive there?
(到着するまでどのくらいかかりますか?)

このロングフレーズはお客さんの口から発しられるもの。タクシードライバーは“How long(どのくらい?)”と“arrive(到着)”というフレーズに注目してください。そうすれば、どのくらいで到着するのかを聞かれていることがわかります。

【3】 It’s about ○ minutes.
(○分ぐらいで着きます。)

【2】のフレーズにタクシードライバーとして答えるべきフレーズは「10分」とか「30分」というもの。英語でいえば「10 minutes」や「30 minutes」となります。

タクシードライバーが1人の客に仕事をする平均時間は数十分。タクシーで1時間以上乗車することはレアですが、1時間の場合は「one hour」です。

【4】 How much ?
(幾らですか?)

最後に「幾らかかりましたか?」「タクシー代は幾らですか?」という事を聞かれますので「2,400yen」のように答えると良いでしょう。

もちろん、運転中に英語でお客さんと会話ができればなお良いのでしょうが、仕事中に最低限必要な英会話だけなら、ここで紹介したものだけでも充分です。

英会話を取得するとタクシー運転手の年収はどれくらいになる?

「タクシードライバーも英会話が必要ではないのか?」と考えられるようになってきたのは、2020年に日本でオリンピックが行なわれる事も大きいと思います。

私個人は福岡で営業しておりましたので東京オリンピックの恩恵を強く受けるエリアではありませんが、都内のタクシー会社に転職する場合、英語スキルをうまく使えば給与やボーナスにも反映されて、高収入になる可能性は高いと思います。英会話は、稼げるようになるための手段の1つとなりえるでしょう。

個人的な知人に元英語教師の方が「プライベートを重視して人生を楽しみたい」という理由でタクシー運転手に転職をしたのですが、初年度から年収が650万円を超えていました。かなり給与が高いのは、英語が喋れるだけでホテルや空港の英語が喋れる専属タクシー運転手として企業から優先されたためです。

タクシー会社にもリピーターを狙うために、英語が喋れないドライバーよりも喋れるドライバーを向かわせる企業戦略があります。そのため、英語が喋れるだけで仕事が増え、歩合や月収のアップに繋がります。毎月のようにリピートしてもらえれば平均月収が増えて大幅な給与アップ、年収アップとなるでしょう。

英会話を軸にして年収アップを目指すなら会社選びが重要

日の丸交通の観光タクシーは英語他4か国語対応

日本には多くのタクシー会社が存在しますが、「英語を軸にしたタクシードライバーになりたい」と考えているのなら外国人のお客さんをターゲットにしているタクシー会社で仕事をする必要があります。

通常のタクシー運転手の場合、英語が喋れると多少は給与や年収がアップしますが、大幅な月給増加が見込めるとは考えにくいです。理由は多くのタクシー会社で、まだ英語力の高さを個人の収入や賞与に反映させる体制ができていないからです。英会話ができない人と給料の違いがなければ、英会話を利用した転職としては失敗でしょう。

宝の持ち腐れにならないように、転職する際は英語力を収入面で評価してくれる企業を選ぶことです。外国人のお客さんをターゲットにしている企業ならば、英語力を収入に反映させてくれる企業が多いので参考にしてください。

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英会話が完璧じゃなくてもコミュニケーションをとる事が大切

海外のお客さんも対応の仕方によっては、クレームに繋がる事があります。 とくに日本人の場合でもクレームが起こっているのが良い例です。

それが言葉が通じない外国人となれば更にクレームが生じやすくなるので、ドライバーは些細な事(笑顔)を大切にし接客する事が大切です。

当たり前ですが、英語が片言であっても接客態度でカバーできるのならばクレームには発展せず、英語ができても接客態度や運転に問題があればトラブルになりえるのです。

まとめ

この記事では、タクシー運転手が英会話を見につけたらどの様に給与や年収が変化するのかに着目しまとめました。

英語が出来ない人でも、簡易的な英会話を暗記するだけで劇的に集客率が変わり、収入も変わるでしょう。今後は今まで以上に簡単な英会話でも相手の気持ちになってコミュニケーションをとろうという考え方が重要になってくると私は考えます。



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元タクシー運転手の女性ライター。タクシー運転手で働いた経験を活かし今から運転手になろうと思っている人、興味がある人の為に記事を書きたいと思います。私の経験を少しでも広める事が出来たら嬉しいです。