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稼ぐコツは?会社はどこ?いろいろ聞いちゃいました!
借金返済のために20代でタクシー運転手に転職
年収1000万円タクシー運転手ってどんな人かドキドキでしたが、タク修造さん(30代)ニコニコしている優しそうな男性でした。タクシー運転手7年目だそうです。
編集部がタク修造さんを知ったのはたまたまブログを見て(現在は移転してリニューアル)。源泉徴収票のヘッダー画像がリアルでとても印象的でした。日々の業務記録も公開していらっしゃるので、売り上げ同じ世界の方が見たら、仕事に役立つのかもしれませんね。
編集部
「今日はお越しいただきありがとうございます。今日はいろいろ教えてください。」
タク修造
「いえいえ~。こたえれることは何でも答えますよ。」
編集部
「タク修造さんはどちらのタクシー会社で働いているのでしょうか?」
タク修造
「●●●です。」(公開できません)
編集部
「あ、大手ですね。タクシー運転手になろうとおもったきっかけって何でしょうか?」
タク修造
「なりたくてなったというより、すぐに稼ぐ必要があったんです。実はその前の仕事で借金を作ってしまって、それを返すために始めた仕事でした。
いろんな方から「稼げる理由は何ですか?」って聞かれるんですけど、一番ってやっぱり稼がなきゃいけない事情があることなんじゃないかなと思います。」
編集部
「なるほど。タクシー運転手になったときはおいくつですか?」
タク修造
「その時は27歳でした。」
編集部
「若いですね!」
タク修造
「そうですね。務めている会社でも20代って1%ぐらいしかいなくてかわいがってもらいました。一緒に入った同期は50歳前後だったので、一緒に研修しているのが親みたいな年の人も多かったです。」
タクシー運転手は辞める人も多い。続けるコツは?
編集部
「タクシー運転手ってやめる人も多そうなイメージがあるのですが、同期の方で残っているのは何人ぐらいでしょうか?」
タク修造
「まず1年で半分が辞めるんですよ。未経験だったのでみんなで教習所に行って二種免許を取得しました。そして、タクシーデビューはするんですが続かない。
5年残るって2割ぐらいでしょうかね。」
編集部
「そうなんですね。入社してすぐやめる人は何がきっかっけなんでしょうか?」
タク修造
「キツイからだと思います。運転って集中力も必要ですし、体力もいるので。女性はお客からのセクハラでやめていく人もいました。可愛そうですよね。」
編集部
「そうなんですね。2年目以降でタクシー運転手を辞める理由はなんでしょうか?」
タク修造
「いろんなケースはあるんですけれど、事故でしょうか。1台車が営業できなくなると、他のドライバーにも影響がでます。その時の上司や、上司との人間関係とかもあるので一概に事故を起こしたから退職って訳じゃないんですけれど。
責められて居にくくなって、辞めていくってパターンは多いですね。でも、僕だって車の運転は決して上手じゃないし、ミスも多々ありました。幸い運行管理者(上司)にかわいがってもらったこともあって。」
編集部
「タクシー運転手は違う会社に移動する人も多いみたいですけど、その会社を辞めて他社に移るのはなぜですか?」
タク修造
「そういう人も多いですね。私の昔の先輩でもいました。今いる会社はいろいろルールも厳しく、もう少し自由にやれるところに移りましたね。
他社のタクシー運転手同士でゴルフをやったりする機会もあって、比較的他の会社の事情も耳に入ってきますので、それでもっと自分に向いているなと思った会社があれば移るケースもあると思います。」
ズバリ聞いた!タクシー運転手で稼ぐためのコツ
編集部
「みんな気になると思うのですが、タクシー運転手で年収1000万円台ってどれぐらいいるんですか?」
タク修造
「あんまりいないです。でも800万円台ならちらほら。勤務時間帯が夜勤にすれば、稼ぎやすいです。
僕の会社でドライバーで年収1000万円は僕ぐらい。その後、給与形態やらの違いで歩合の割合が高い会社ならば、やるだけ稼げるかもしれません。」
編集部
「どうしてタク修造さんは年収1000万円達成できたのでしょうか?」
タク修造
「先輩に聞いて、いろいろお客様を見つけるポイントの場所を教えてもらったんです。あとはお客様に『よくこの辺で乗るんですか?』って聞いてその積み重ねですね。」
編集部
「そういうポイントってあるんですね!」
タク修造
「そうですね。僕はそうやって先輩から教えてもらいました。」
編集部
「ブログに出ているマンシュウ(1万円以上のお客様)って結構いるもんですか?」
タク修造
「マンシュウはだいたい1回の勤務で1名はいらっしゃるかな。よくいますよ。3万だとレアですけど。」
編集部
「あと稼ぐコツってありますか?」
タク修造
「僕たちの仕事って時間が勝負なんです。あとはいかに効率よく誰か乗せているかですかね。
よくタクシー運転手が乗せたくないお客さんで反社会的組織っぽい人達とか乗せたがらないドライバー多いんですけど、そういう人も僕は乗せます。
逆に泥酔している人は法律でも乗車を断ってもいいことになっているので、あまり積極的に乗せないかなぁ。」
編集部
「なぜ泥酔していると乗せたくないのでしょう?私ならヤ●ザよりいいような気もしますが…」
タク修造
「途中で寝て着いたのに起きないとか。あとゲロを吐くとかあると、その後の処理も大変で。乗務時間中に無駄なことで時間をとられるとその分、売り上げが減るので。」
編集部
「なるほど。」
タクシー運転手って危険じゃないの?
編集部
「タクシー運転手って危ない人を乗せるとか危険はないのでしょうか?」
タク修造
「もちろんありますね。ドアのところにわざと何かを挟んでおいてドアを閉めるときに『痛い!手を挟んだ!どうしてくれるんだ!』って突っかかってきて、示談にしてやるからお金を出せとか言ってくる人がいるんですよ。」
編集部
「え!会ったことあるんですか?」
タク修造
「ありますよ。2回ぐらい。でも、明らかにそれ狙いってわかる初めから怪しい感じです。もちろん、払ってません。」
編集部
「7年で2回遭遇なら、珍しいけれど長く勤務しているタクシー運転手にとってはよくあることなんですか?」
タク修造
「そうかもしれませんね。あとは、交通事故に巻き込まれるとか、路上なのでタクシー危険はありますよね。」
編集部
「怖いお客様は他にもありますか?」
タク修造
「怖いのは銀座のホステスでしょうかね。男性の前でかわいらしい声で『また来てね~。今日はありがとう~』とか言って笑顔で手を振って。ドアを閉めたら全く違う声で『早く出せよ』とか言われて。怖いって思いました。」
編集部
「確かに…それは怖いのかも。」
タクシー運転手のやりがい・むいている人
編集部
「タクシー運転手のやりがいってなんでしょうか?」
タク修造
「自由ですね。働いているときは一人ですし。休みが多いので、何かを目指しながら副業でタクシー運転手をやっている人は多いですよ。」
編集部
「タクシー運転手に向いているって思う方ってどんな方でしょう?」
タク修造
「え~、難しい。あまり考えたこともなくて。ちょっと前だと『タクシー運転手なんて最後に行きつく仕事』ってイメージもあったと思います。正直、タクシー運転手になりたくてなる人ってあまりいないんです。ただ、運転手20年目とか仕事に誇りを持っている先輩はたくさんいますよ。
ひとりでお客様に対応しないといけないので、いろんな場合に臨機応変に対応できる人は長く続けていけるかもしれませんね。 前職が接客業で、接客が好きだからってタクシー運転手になった方もいましたね。
あとは、タクシー運転手は週3日ぐらいしか働いていないんです。休日が多いことが重要な人にはいいと思います。
やりたいことや、何か目指すものがあってその分、時間やお金が必要という方は、タクシー運転手に向いていると思いますよ。僕も他にもいろいろやりたいことがあって。」
編集部
「なるほど!自由が多い仕事なんですね。今回はインタビューご協力ありがとうございます!」