転職を考える際に転職先の年収は大体いくらなのかは知っておきたいですよね。

今回はタクシードライバーへの転職を考えている方に向けて、タクシードライバーの平均年収はいくらなのかをご紹介していきます。ま

た給料に関する情報だけでなく、どうすれば稼げるタクシードライバーになれるのかなど具体的なコツについてもお伝えするので、ぜひ最後まで読んでみてください。

タクシードライバーの平均年収

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タクシードライバーへの転職を考えている方にとってどのくらい稼げるのか、年収がいくらくらいなのかは知っておきたいポイントですよね。
転職を具体的にイメージするためにもタクシードライバーの平均年収を見ていきましょう。

全国平均は300万円台

全国ハイヤー・タクシー連合会のタクシー運転者賃金・労働時間の現況(令和元年5月)によると、男性のタクシー運転者の年間推計額(月間給与×12+年間賞与)の全国平均は360万円です。

この年間推計額は県によって大きくばらつきがあり、都会である東京や大阪、神奈川や静岡では年間推計額が400万円代と高いのに比べて、東北や四国などの地方では年間推計額が200万円代となっており大きな差があります。

平均には短い勤務時間の人も多く含まれる

タクシードライバーの年収についてご紹介しましたが、タクシー業界での平均年収は実はあまり意味がないものです。
なぜかというと稼いでいる人とあまり稼いでいない人の差が大きいからです。
このあまり稼いでいないという人の中には日勤で働いていたり、定年後に多くを稼ぐ必要はなく時短勤務で働いている方もいます。
特にタクシー業界は働いている方の年齢が高く、60歳以上のドライバーも多くいるためガッツリ稼ぐ必要がないという人が多く含まれています。

平均年収にはこれらの人たちの年収も含まれているため数字としては低くなりがちです。

その気になれば年収500万円以上も

先ほども東京のタクシードライバーの年間推計額は高いとご紹介しました。
具体的には東京の年間推計額は484万円と全国で最も高いです。

なぜ東京のタクシードライバーの年収が高いかというと、理由のひとつに人口が多いことが挙げられます。
東京都内は住んでいる人だけでなくいろいろなところから人が集まってきます。
また、オフィスも集まっており、企業の本社も多く建っているためタクシーを利用する人を見つけやすいです。
加えて東京は地方と比べて車の所持率が低いです
。なぜかというと車を持っていなくても電車やバスなどの公共交通機関が発達しているため生活に困ることがないからです。
そのため終電を過ぎた後などタクシーの需要があります。

そして東京はなんといっても観光客が多く訪れます。
東京に慣れていない人はスムーズに目的地にたどり着くためにタクシーを使うという場合も多いので乗客を見つけやすいです。このように場所を選べばやる気次第で年収500万円以上も目指すことができます。

タクシードライバーの給与形態

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タクシードライバーは歩合制というイメージが強いかもしれませんが、完全な歩合制以外にも様々な給与形態があります。
自分に合った働き方を把握するためにもどんな給与形態があるのか見ておきましょう。

固定給与制
完全歩合制
固定給+歩合制

固定給与制

タクシードライバーといえば歩合制の給与形態だと思う方がほとんどだと思います。
しかし会社によっては完全固定給のタクシードライバーの採用を行なっているところもあります。
歩合制だと自分で生活していけるだけのお金が稼げるのかと不安な方も多いと思います。そんな方でもタクシー業界に挑戦できるように固定給与制としている会社があります。完全固定給とすることで女性がタクシー業界に飛び込めるように取り組んでいる会社もあるので歩合制が不安だという方も一度調べてみてください。

完全歩合制

みなさんがタクシードライバーの給与形態としてイメージされるのはこの完全歩合制が多いのではないかと思います。
完全歩合制とは自分が稼げば稼ぐだけ給料が増えるという給与形態のことです。1ヶ月の営業収入に歩合率をかけたものがその月の給料になります。

自分の頑張りがストレートに給料に反映されるためどんどん稼ぎたいという方には向いていると言えます。
反対にあまりお客さんを乗せることができなかった月には給料が減ってしまうなど月収が不安定になりやすいというデメリットもあります。

月収が不安定になっても問題なく生活できるという方や、とにかくたくさん稼ぎたいという方にはおすすめの給与形態です。

固定給+歩合制

固定給に歩合給を足す給与形態もあります。
固定給は基本給に家族手当や住宅手当というような各種手当を加えたものです。固定給が設定されているため完全歩合制と比べると歩合率が低めに設定されているという特徴があります。

ですが売り上げが悪かったという月にも一定の給料がもらえるため、完全歩合制よりも毎月安定した給料を稼ぐことができます。
完全歩合制は少し不安だけど、頑張った分は給料として受け取りたいという方にはこの固定給+歩合制という給与形態が合っているかもしれません。

稼げるタクシードライバーの特徴

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タクシードライバーとして稼げるようになるためには稼げるタクシードライバーの特徴を知り参考にすることが近道です。
稼げるタクシードライバーの特徴を3つに絞ってご紹介するのでぜひ参考にして今後に活かしてみてください。

客単価の高いポイントを把握している
効率を考えて働ける
稼げる会社を選んでいる

客単価の高いポイントを把握している

まず1つ目は客単価の高いポイントを把握していることです。
客単価を上げるためには長距離移動をするお客様を見つけることが大切です。稼げるタクシードライバーは長距離移動のお客様を乗せて客単価を上げて収入アップにつなげています。

客単価の高いポイントとしてはオフィス街や飲み屋街などがあります。
オフィス街や飲み屋街から郊外の自宅に帰る際にタクシーを利用するため移動距離が長くなりやすく客単価を高くすることができます。
このように周囲の状況を観察して客単価の高いポイントを見つけ出すことが稼げるタクシードライバーになるためには必要です。

効率を考えて働ける

2つ目は効率を考えて働けるということです。
稼げるタクシードライバーはいかに空車時間をなくすかということを考えています。
空車時間はお金が発生していないので、空車時間が長くなればなるほど稼げていないということになります。
反対に稼げるタクシードライバーは走行中にも周囲の状況を把握して、場所の特徴や時間帯を考慮しながらどこでお客様を待てばいいのかをしっかりと観察しています。
このように常に周りを観察しお客様を送り届けた先でも素早くお客様を乗せられるように工夫をすることで空車時間を減らせます。

稼げる会社を選んでいる

3つ目は稼げる会社を選んでいるということです。
タクシードライバーは自分がどれだけ頑張るかで年収が変わってくるからどこの会社でも大差ないのでは、と思っている方もいるかもしれません。
しかし実際は会社によって平均年収にも差が出てくるので、稼げる会社かどうかをしっかり見極めることが大切です。

給料に直結してくる歩合率についての確認はもちろんのこと、働く上で稼ぎやすい環境が整っているかもとても大事なポイントです。
例えば法人契約が多いとタクシーチケットなどを使って経費で利用してくれるお客様も多いです。
またお客様からの要望を受ける形の迎車で売り上げを上げること可能です。

これだけでなくいつもその会社のタクシーを利用するというようなファンが多い会社だと稼ぎやすいです。
稼げる会社で働けるように採用面接で質問するなど転職をするときにも注意してみておきましょう。

まとめ

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今回はタクシードライバーへの転職を考えている方に向けて、気になる給料のことを中心にご紹介してきました。
都会では高い年収を目指せることや、完全歩合制以外にも様々な給与形態があるなど、今まで持っていたタクシードライバーのイメージが変わったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
タクシードライバーは頑張りが給料に反映されやすい職業です。
今回紹介した稼ぐためのポイントを頭に入れながら、自分に向いてそうだと思った方はぜひタクシードライバーに挑戦してみてください。



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