「二種免許って何だろう?」
「二種免許を取るにはどうしたらいいのか分からない。」
このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、二種免許に関する以下の内容をご紹介します。
・二種免許取得のために知っておくべきこと
・二種免許取得に必要な資格
・会社を選択してからの二種免許取得について
この記事を読めば、どうすれば二種免許を取得できるか分かるはずです。現在タクシー運転手への転職を考えており、二種免許について気になっている方はぜひ最後までご覧ください。
この記事の目次
そもそも二種免許とは?
二種免許とは、バスやタクシーなどのお客さんを乗せて目的地まで運ぶ「旅客運送業」の運転に必要となる資格です。正式には「第二種運転免許」といいます。
では、二種免許を取得することで何ができるようになるのか、また、一種免許との違いは何なのか解説します。
二種免許取得でできるようになること
二種免許を取得すると、バスやタクシー、ハイヤーなどの旅客自動車を運転できるようになります。
また、二種免許は普通免許寄よりも合格ラインが厳しく設定されているため、高い運転技術や運転に関する深い知識を身につけられます。
例えば、より滑らかなハンドリング方法や加速・減速のコツ、年配者や障害を持った方への対応法など、接客業として、お客さまが快適に過ごせるような技術と知識を身につけることが可能です。
こうした技術や知識は仕事に活かせるだけでなく、プライベートにおいても必ず役に立つでしょう。
一種免許と二種免許の違い
一種免許とは、普通自動車の運転に必要な免許です。ただし、一種免許だけでは旅客自動車の運転はできません。
一方、二種免許は普通自動車の運転ができ、かつ旅客自動車の運転も可能な免許。旅客自動車はお客さまを乗せて走るため、その分高い技術や知識が必とされます。
このような違いがあるため、二種免許の取得試験は、一種免許の取得試験よりも採点が厳しく、問われる範囲も広く設定されています。
二種免許取得のために知っておくべきこと
二種免許を取得する際は、以下の内容について知っておきましょう。
・二種免許取得にかかる費用
・二種免許取得にかかる期間
ではそれぞれについてご説明します。
二種免許取得の方法
二種免許取得の方法には、以下の3通りの方法があります。
- 教習所に通う
- 免許合宿に参加する
- 一発試験
教習所に通う方法は、普通自動車第一種運転免許と同様です。
教習所に通いながら学科と技能の講習を受け、期限内(9か月)にそれぞれの卒業試験に合格します。
その後、運転免許センターまたは自動車試験場にて筆記試験を受け、合格すると免許を取得できます。
免許合宿に参加する方法は、教習所に通って学ぶ内容を、数日間泊まり込みで習得する方法です。自宅から通いやすい場所に教習所がない人や、短期間で効率よく免許を取得したい人にオススメです。
一発試験とは、教習所に通わず、合宿にも参加せず、直接試験会場に行って受験する方法です。「飛び入り試験」「飛び込み試験」などとも呼ばれています。
受講の過程を省くため、費用と時間がかからないのが大きなメリット。ただし、その分難易度は非常に高いといえます。
運転に自信のある人や、免許取得の費用を節約したい人は一発試験にチャレンジしてみるのも一つの手です。しかし難易度が非常に高いため、無難に免許取得をめざすなら、教習所に通う、または合宿で免許を取得する方法をおすすめします。
二種免許取得にかかる費用
二種免許取得にかかる費用の目安は以下の通りです。
- 教習所:25~40万円
- 合宿:20~25万円
- 一発試験:4万円以下
教習所で免許を取得するには、25~40万円ほどの費用がかかります。
一方、合宿にかかる費用は20~25万円と、教習所に通うよりも費用を大幅に抑えることが可能です。一発試験は講習がない分4万円以下と、かなり格安であることが分かります。
費用をできるだけ抑え、かつより高い確率で免許取得を目指すなら、合宿がおすすめです。
とはいえ、免許取得にかかる費用は決して安くはありません。
そこで多くのタクシー会社では、安心してタクシー運転手への転職を目指せるよう、二種免許取得にかかる費用を会社側が負担する制度を設けています。
タクシー運転手への転職の際は、会社側で免許取得費用を負担してもらえるかチェックしておきましょう。
二種免許取得にかかる期間
二種免許取得にかかる期間は以下の通りです。
- 教習所:約20日+試験会場にて筆記試験
- 合宿:約8日+試験会場にて筆記試験
- 一発試験:数日(個人差が大きい)
教習所やプランによって変わりますが、一般的には以上の期間が必要とされています。また、教習所や合宿で免許を取得する場合、卒業してから試験会場にて筆記試験を受け、合格するまでの期間がプラスされます。
二種免許取得に必要な資格
二種免許を取得するには、以下の資格をクリアしていることが必須条件です。
・年齢21歳以上であること
・普通第一種免許・中型第一種免許・大型第一種免許・大型特殊第一種免許のうちいずれかの免許所有者は、免許取得から3年以上経過していること
・視力が左右それぞれ0.5以上、かつ両目で0.8以上あること(眼鏡・コンタクトの試用可)
・深視力検査(立体認識、遠近感の計測)の結果が、平均誤差2㎝以内であること
また、交通違反による処分及び免許停止を受けている期間は、満期完了まで二種免許を取得できません。
適性検査の合格基準
二種免許を取得する際は、視力・深視力・聴力・運動能力の適性検査を行います。各適性検査の合格基準は以下の通りです。
・深視力:平均誤差2㎝以下(奥行知覚検査機で3回測定)
・聴力:10m離れた距離から10dBの音が聞こえること
・運動能力:運転に必要とされる運動能力が備わっていること。障害がある場合は、何らかの補助手段により運転に支障をきたさないこと。
試験内容
二種免許取得の試験には普通第一種免許と同様に、学科試験と技能試験の2つがあります。では、それぞれどのような試験かご紹介します。
・学科試験とは?
学科試験とは、マークシート形式の筆記試験です。全95問のうち90問は文章問題、5問はイラスト問題となっています。点数は文章問題が1問1点、イラスト問題は1問2点。100点満点中90点で合格です。
二種免許の学科試験は、大型第二種・大型特殊第二種・牽引第二種と共通問題であるため、バスに関する問題も解く必要があります。
ただし、出題される問題のうちのほとんどが、第一種免許取得時に学んだ知識があれば解ける問題です。第二種免許ならではの問題はわずか5問程度であるため、第一種免許を取得した人なら、しっかり復習しておけば合格できるでしょう。
・技能試験とは?
技能試験とは、実際に運転し、運転に関する知識や運転技術を採点する試験です。技能試験の合格基準は、試験内容の80%が満たされていること。一種免許より10%高く設定されています。
接客として必要なマナーや、お客さんを乗せるための高い運転技術が必要です。普段自家用車での運転に慣れている人でも、自己流のくせがついている場合があります。お客さんを乗せた状態を想定し、ていねいに、かつ基本に忠実に運転することが大切です。
会社を選んでからの二種免許取得でも大丈夫
二種免許を就職前に取得する必要はありません。会社を選んでからでも大丈夫です。ただし、会社選びは慎重に行いましょう。では、どのようなポイントに気を付けたらよいのかご紹介します。
二種免許取得費用を負担してくれる会社を選ぼう
二種免許の取得には、決して安くはない費用が必要です。しかし、会社によってはこの費用を負担してくれる場合があります。
二種免許はタクシー運転手として働くには必須の資格です。
会社を選ぶ際には、ぜひ二種免許の取得費用を負担してくれるところを選びましょう。
何より会社選びが大事
二種免許取得費用を負担してもらえるかどうかは、会社選びにおいて大切なポイントです。
しかし、それ以前に給与体系や勤務形態、福利厚生は充実しているか、万が一の事故時にはどのような対応をしてもらえるのかなど、自分が働きやすい会社であることが大切です。募集要項などから情報収集を行い、しっかり見極めましょう。
タクシー専門の求人サイトを利用しよう
タクシー運転手へ転職するなら、タクシー専門の求人サイトの利用がおすすめです。理由は、非常に効率よく会社を選択できるからです。
自分でタクシー会社を探し、一社ずつホームページなどから情報を得て調べ上げるのは非常に手間と時間がかかります。
タクシー専門の求人サイトなら、数々のタクシー会社の情報が集まっているため、会社同士の比較がしやすく、転職を効率よく進めることができるでしょう。
おすすめはP-CHAN TAXI
タクシー専門の求人サイトの中でもおすすめなのは「P-CHAN TAXI」です。
P-CHAN TAXIで紹介するタクシー会社は、二種免許取得費用全額負担、福利厚生や研修制度、年収など、独自の審査基準で厳選された会社のみ。その中から、タクシー業界に精通したコンサルタントが、転職者の希望条件だけでなく性格にも合った会社を探してくれます。
そのためP-CHAN TAXIの利用者で退職した人は一人もいません。また、コンサルタントが転職を徹底サポートしてくれるため、P-CHAN TAXI利用者の書類選考通過率は驚異の100%を誇っています。
日本トップクラスの転職実績を持ち、利用者満足度は97%と利用者から高い評価を得ているP-CHAN TAXIなら理想の転職先が見つかるでしょう。
まとめ
この記事では、
- 二種免許とは何か
- 二種免許取得のために知っておくべきこと
- 二種免許取得に必要な資格
- 会社を選択してからの二種免許取得
について紹介してきました。
二種免許はタクシー運転手として働くには必須の資格です。取得には費用がかかりますが、二種免許取得費用を負担してくれる会社も多くあります。
そのため、転職先のタクシー会社を得選んでから二種免許を取得しても全く問題ありません。現在タクシー運転手への転職を考えている方は、まずは理想の転職先を探し、転職したうえで二種免許取得を目指すことをおすすめします。
そして、転職にはタクシー専門の求人サイト「P-CHAN TAXI」を利用することをおすすめします。きっと満足のいく転職が叶うでしょう。