「タクシー運転手に転職したいが、地理が苦手」
「タクシー運転手への転職は、家族から反対される」
「経験がないと、タクシー運転手への転職はできないのか」

このような悩みをお持ちの方はいませんか?

タクシー運転手の世界は、自分の腕1本で稼げるという実力主義です。
しかし給料の不安定さや、地理への不安を感じるでしょう。

この記事は、地方出身ですが東京のタクシードライバーになった経験を元に、皆さんの不安を解消するために書きました。ぜひ、最後までご覧ください。

タクシー運転手への転職を考える人によくある不安や悩み

タクシー

未経験への業界に転職に、不安がない人はいません。

タクシー業界も同じで、悩みを感じる方は多いでしょう。
まずはタクシー運転手への転職で、多くの人の不安をまとめました。

続けてご覧ください。

給料が少ない・安定して稼げない

タクシー運転手の給料は、ほとんどの会社が「歩合制」なので、毎月同じ給料とは限りません。稼げば稼ぐほどに上がっていきますが、逆もありえます。

平成17年度には38万人以上のドライバーがおりましたが、平成28年度には28万人まで減少し続けています。

この数字は法人(会社勤め)のドライバー数なので、個人タクシーとなるともう少し増えるでしょう。しかし、減少傾向であることに変わりありません。

タクシードライバーの不満であるアンケート上位に、よくランキングされる「給料が不安定」という理由は、職業を選ぶときに不安にさせる要因の1つです。

道が覚えられない、運転経験があまりない

タクシー運転手のイメージは「道に詳しい」と感じる方は多いでしょう。
お金を頂いて車を乗せるので、道に詳しいのは当然かもしれません。

私もタクシードライバーになって都内で運転していましたが、「道を知っていて当然」と感じられる態度を取るお客様は多かったです。

また、タクシー運転手は「車が好き」「運転が好き」という印象もありませんか。

車が好きなら当然、「運転経験が豊富」という印象を持たれますので、社会人でも「運転に自信が無い」という方も、この業界への転職を不安にさせる原因です。

労働時間が長い

労働時間が長いと、不安の声も聞かれます。
原因は、「隔日勤務」と呼ばれる業界独特のシフトによるものです。

隔日勤務の1乗務あたりの実働は、およそ20時間(休憩3時間は労基法で義務)ですが、この20時間という数字が、未経者に長時間勤務だと感じさせるのでしょう。

20時間も運転した経験がある方は、どれほどいるでしょうか。

「最低でも3時間以上の休憩時間は義務」と言っても、自分が未経験なことには不安を感じます。よほどの運転好きでなければ、長時間運転に不安を感じるのは当然です。

このような不安点がありながらも、今でも現役で走っているドライバーや転職を前向きに検討している方もいるのも事実です。

理由はなぜでしょうか。

実は人気?タクシー運転手への転職

タクシー

転職市場では、タクシードライバーに注目が集まっています。
理由は、給料が不安定でも不安を上回る程の大きな魅力があるからです。

タクシー運転手は自分のペースで稼ぎながらライフワークバランスも取れ、キャリアに関係なく誰でも活躍できる職業です。

その魅力について解説しましょう。

本当はちゃんと稼げる

タクシードライバーは、本当はちゃんと稼げます。
私は都内の会社に在籍していましたが、毎月50〜60万むしろ、それ以上稼いている先輩はたくさんいました。

もちろん地域差や環境の違いもあるでしょうが、少なくとも都内では充分に稼げるといい切れます。

稼ぐドライバーの特徴をまとめました。

ロングを狙わない
ロングは狙えるものではありません。
確実に、乗車回数を稼いだほうが数字は伸びます。

数字に対してこだわりがある
1日の目標を立てて、時間ごとの達成状況を把握していると伸びます。
達成できたとき、出来なかったときの原因を分析が大事です。

時間の使い方がうまい
乗せられない時間は休む、調子いい時は休憩をあとに回すなどの、時間管理が臨機応変にできると売上が伸びます。常に自分のペースでは売上が伸びません。
 

会社や場所選びがポイント

会社や場所選びはもっとも重要で、タクシー転職の成功へのカギです。
会社ごとにサポート体制は異なるので、しっかりサポートがないと実力もつきません。

例えば地理が不安ならば、以下の点を確認しましょう。

・全車ナビ付き
・定期的な勉強会がある
・地理へのサポートがある

また、運転が不慣れであれば会社の周りの道路も考慮します。

閑静な住宅街の中にある会社と、大きな幹線道路沿いにある会社では、運転のしやすさも変わるでしょう。

稼げる・稼げないではなく、運転のしやすさで会社を選ぶことも成功する転職の1つです。「自宅から1番近い」という理由で、会社を選ぶのはお勧めしません。

労働時間は通常の会社とほとんど変わらない

長いと思われる労働時間は、通常の会社員と変わりません。

シフトは主に3つです。

・日勤…朝〜夕方まで乗務(8時間)
・ナイト…夜〜朝まで乗務(8時間)
・隔日勤務…1乗務あたりの実働は約20時間(このうち休憩3時間は労基法で義務)、
1日おきの勤務で勤務後は明け休となるので1ヶ月に11〜13乗務(会社による)

例)月30日の隔日勤務11日の場合

タクシー

(引用:一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会
   

明け休の日は朝の3〜4時に業務終了し、その日は休みです。
慣れてくれば自由時間が長く感じられるでしょう。

お子様がいる家庭でも、2日に1日は家族揃って夕食が食べられます。
勤務時間は一般の企業と変わらず、余暇時間が長く取れる職業です。

タクシー業界は実態とイメージが異なる

タクシー

タクシーへの転職は不安なイメージが先行しがちですが、決してそんなことはありません。

AI時代がきて車が自動運転されても、ドライバーが必要な場面は多々あります。
タクシーは、ただ目的地まで移動するのではありません。

お客様と会話をして車内を盛り上げたり、妊婦さんにはゆっくりと走るなど、人の心が接する職業として、これからも生き残るでしょう。

転職先として、タクシードライバーが明るいとされる理由を詳しく解説します。

未経験でも転職ができ、時短勤務も可能

タクシー業界は、どの年代でも未経験者・性別問わず募集しています。

キャリアを重ねてきた方は、豊富な知識と人間経験を活かした経験を提供できます。
新卒や20代という若い世代は数が少ないので、会社からも今後のキャリアを期待されるでしょう。

女性でも活躍されているママさんドライバーも年々増加しており、タクシードライバーは男女差、年代、未経験者問わず歓迎されています。

また、時短勤務制度も多くの会社が導入しています。

「育児・介護休業法」により、企業は3歳未満の子を養育する労働者に対し、1日の所定労働時間を原則として6時間以内とする法律があります。

小さなお子様がいる家庭でも、家庭と仕事のバランスがとれる生活が実現できるのが、タクシードライバーの魅力です。

介護タクシーやハイヤーなど、運転手としてのキャリアアップも可能

タクシー運転手を経験を活かして、さらなるキャリアアップも可能です。
AIの自動運転になっても「人の手」を必要とする運転技術はなくなりません。

例えば
・介護タクシー
・観光タクシー
・ハイヤー運転手
・貨物の運転手
・幼稚園バスの運転手

タクシー

(引用:一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会
       
また、社内をまとめる内勤と呼ばれるキャリアチェンジもあり、ドライバーの担当車を決めたり、シフトを組んだりします。

役職は、班長⇒課長⇒所長と呼ばれ、ドライバーとして苦労した経験を新しい世代へ伝えながら社内をまとめる責任ある仕事です。

もしくはキャリアアップとして、個人タクシーになるのもおすすめです。

個人事業主なので、いつ乗務してもOKですし、稼いだ分はすべて手元に残るので確実に年収がアップするでしょう。

このように、タクシー運転手からのキャリアアップの方法は数多くあります。

まとめ

タクシー

この記事では、タクシードライバーへの転職についてまとめました。

時間の融通が効きながらも、稼ぎやすさと実力主義という職業がタクシードライバーです。

街中を運転するので、食べ物が美味しいお店や気になっていたお店の情報もいち早く手に入るでしょう。気の合わない上司がいない車内で、自分1人のドライブは快適です。

タクシードライバーの経験を活かしてのキャリアアップも見込める職業です、ぜひタクシー業界への転職を検討しましょう。



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