総車両台数では日本一のタクシー会社

1.第一交通産業グループの紹介と仕組み

第一交通のFacebookより

既にご案内の通り、第一交通産業グループは福岡・北九州発祥の須郷交通事業グループです。

そしてもう一つ、第一交通産業グループで特筆すべき内容…それは 福岡証券取引所・上場企業(証券コード:9035) なのです。

四社の一角、大和自動車交通と並んで、数少ない上場企業です。
第一交通産業グループの歴史はこちらから

第一交通産業の拠点は34の都道府県にある

大阪

中でも特筆すべきは、関西エリアと首都圏エリアでのタクシー事業買収事業と言えます。

関西では、バブル崩壊以降の大手私鉄系タクシー会社の再編を巡り、第一が事業の受け皿として大きな役割を果たしたと言えます。

特に、事業継続が困難とされた京阪電鉄系&南海電鉄系のタクシー会社を第一交通産業が一括で引受けたことは、タクシー事業継続への橋渡し、地域の自動車公共交通継続を維持したとして高く評価されています。

また首都圏においても、城東地区の中小事業を取りまとめ。以前紹介した飛鳥交通グループと共に、タクシー事業困難地域での事業継続への橋渡し役をしています。

現在第一交通産業グループは、九州を主要拠点に1道1都2府30県(!)に傘下関連会社を持ち、その総両数は8,296両となり、日本交通グループを抜いて日本一。売上高においても、最大手の日交・kmの次の540億円で、「あのMKタクシー」を抜いて業界三位。二位のkmを抜く日もそう遠くないとまで言われています。

2.第一交通産業グループ・全国展開への経緯

既にお話の通り、第一交通産業は全国の旧私鉄系や地域の主要タクシー事業で破綻した名門企業の再生に、必ずと言ってよい程名乗りを挙げているのが特徴です。

中でも特筆すべきは、沖縄におけるタクシー&バス再生事業と言われます。

沖縄では、都市モノレール開業後のタクシー&バス事業継続が困難となり、名門の那覇交通㈱&琉球バス㈱の事業、それに関連するタクシー事業の受け皿役となったことです。

経緯を巡って議論は起きましたが、結果として地域交通網を守ったことに対し「非常に有り難い」と声が挙がったのは事実です。

「第一の事業継承は、単に利益優先的な買収ではなく、地域交通の受け皿役として、利益二の次で身を挺して仕事を続けている。」と指摘する識者が数多いことでも有名です。

3.第一交通産業グループの乗務員・募集動向

第一交通産業グループの求人としては、HPから新卒対象に「マイナビ」「リクナビ」への導入が行われているほか、養成採用の窓口として独自の採用コンテンツのほか「タクルート」からの導入経路があります。

また、女性ドライバー向けに島根・鳥取の第一交通産業グループ現役女性ドライバーが「女子会」と銘打った・ぶっちゃけトーク会を開いています。

特筆すべきは、本体のHPから全国各地の関連会社へ自動的に応募出来、面接の案内や直接の面接もHP上で出来てしまうことが、最大の特徴と言えましょう。

4.第一交通系タクシーは、都内でどうみられてるのか?

さてこれからのコーナーは、各社現役又はOBの方のインタビューをお送りするコーナーなのですが、な・何と… 第一の知り合いが全く居ない(恥)

となってしまいました(涙)正直色々駆けずり回りましたが、結局居なかったことが現実です。東京都区内でも「第一」は希少価値の会社で、どちらかと言えば… 全く正体が解らない会社???

と見る向きが正しいと言えます。

そこで今回は、私の知人のネットワークから第一に知人が居る方にお願いし、間接的にお話を聞かせて頂く形式を取りました。全て聞いた話レベルというところはお許しください。

第一交通の給与体系は、納得行くものですか?

現役チェッカー乗務員が第一都内買収会社乗務員に聞いた話

「余り納得は行っていませんね。都内各社と比べて、▲10%と行ったところでしょうか。」

第一交通で乗務すると福利厚生面で、何か特徴はありますか?

現役東京無線乗務員が第一都内プロパー事業所乗務員に聞いた話

「これと言ってありませんが、ディズニーリゾートが安く利用できたり、第一系列の高速バスが割引になる位ですかね。」

第一交通の営業は、全般的にどんな様子ですか?

元km乗務員がkmから第一プロパー乗務員へ転籍した乗務員に聞いた話

流しと無線の比率は4:6位ですかね。チケットは、ほぼ全国展開なので『助かるよ』ってよく言われます。

水揚げは、日当たりで5万強。月額で70万前後と言ったところですか。」

第一交通の事業所の中の様子は如何ですか?

現役帝都本体乗務員が第一都内買収会社乗務員に聞いた話

「普通ですかね。良くもなければ悪すぎる事もありません。ただ設備は…。」

第一交通のまとめ

北海道から沖縄まで広がる

如何でしたか?第一交通産業グループのタクシー運営や、乗務員採用の事。更には、第一交通産業グループ社を巡るウワサまで色々お解り頂けたと思います。少しでも、皆さんに第一交通産業グループの姿を知って頂ければ幸いです。



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今年6年目の乗務員生活を謳歌している現役タクシードライバー。1967(昭和42)年生まれ。2013(平成25)年日本交通系タクシー会社のドライバーとなる。黒タク資格&スリースター(最上級乗務員)資格所有。