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実態とかけ離れたブラック企業もある

東京の主なタクシー会社の求人情報については編集部でもドライバーの方に話を聞いたりして情報収集に努めております。

地方のタクシー会社の求人はどうなのでしょう?アラフォーで異業種からタクシー運転手に転職したドライバー5年目のHさんにお聞きしました。

Hさんの紹介

乗務歴5年目の地方都市のタクシー運転手。高校卒業後、20年ほど全く別の仕事をしており、紆余曲折を経てタクシー運転手デビュー。現在は月の売り上げ70万円超え!働いている街は非公開ですが、高齢化が進み1人1台車を持っているようなよくある日本の田舎町。

編集部

「タクシー運転手の求人は多いのですか?」

Hさん

「多いですよ。どこのタクシー会社も求人は出していると思います。ただ、どこも募集を出しても人が集まらないのが実情です。だから、ホームページとかに『働きやすい会社です』とか『安心して稼げる仕事です』『福利厚生ばっちり!』とか書いていあるんですけど、そういう甘い話は鵜呑みにしないほうがいいですね。」

編集部

「そうなんですね。入る前に聞いていた話と全く違うってことが多々あるのでしょうか?」

Hさん

「そうなんです。人手が集まらないから過剰に『楽な仕事』と見せて、甘く考えて入社して続かないってケースは多いですね。」

編集部

「そうなんですね。入社してから思っていたのと違うとならないためにどんなことをやったらいいでしょうか?」

Hさん

「異業種からタクシー運転手に転職する場合は、複数のタクシー会社の会社説明会に参加するのがいいと思います。定期的にそうした説明会を開催している会社もあります。

『こっちも忙しいし説明会なんてやるぐらいなら、まずは入社しちゃってよ』みたいな会社も地方にはあるんですけれど、採用担当者が説明の場を設けてくれないような会社はいかないほうがいいと思います。」


タクシー会社の会社説明会で確認する項目をHさんに教えてもらいました。

タクシー会社の選び方・会社説明会で確認する10つのポイント

1.歩合を確認する


タクシー運転手の給料は売り上げの何%かが給料になるという歩合制です。この割合は会社によって異なります。

目安ですが売り上げの50%が給料になるというところが多いように思います。

売り上げ40万円までは50%、40万円以上の部分は55%とか売上金額が上がるほど歩合が変わる会社もありますので、そこは説明会できちんと確認してください。

あとは入社1年目は歩合が低いとかその辺も会社ごとにルールは違います。タクシー運転手は他のタクシー会社への転職する運転手も多く、慣れてくると歩合がいい会社に移る運転手もおります。

2.営業ノルマはいくらぐらいか

タクシー運転手は頑張れば頑張るだけ収入が上がる仕事です。その一方で最低これぐらいの売り上げは稼ごうというノルマを設けている会社も多いです。

新人の場合はノルマがない場合もあります。異業種からの転職の場合は、歩合以上にノルマについてもしっかり確認された方がいいでしょう。

3.二種免許取について

タクシーは二種免許を持っていないと営業できません。費用は20~30万円ほどですが、二種免許を持っていなくても、会社が全額あるいは一部負担する制度があるタクシー会社がほとんどです。

だから、二種免許がなくてもタクシー運転手にはなれるのですが、注意したいのは会社が負担する時の条件です。

「2年以内に自己都合で退職した場合は二種免許取得費を自己負担とする」

等という規定がある場合が多いのです。

4.事故・車両修理代金負担

ないに越したことはないのですが、車を運転していて事故に巻き込まれる場合もあります。車両修理代金の負担は会社なのか運転手なのか、対物自損、対人事故などケースごとに細かく確認しましょう。

タクシーは1台の車を2人で乗ることが多く、車両が1台ダメになるとものすごい営業の損失なのです。

無事故無違反で報奨金が出る会社もあります。

5.研修制度について

未経験からタクシー運転手になるのであれば、研修制度が整っている会社の方がいいでしょう。二種免許は持っている例えばトラック運転手などからの転職の場合も、タクシーは接客業ですからそういう意味では未経験です。

接客、マナー接遇、カーナビなどの機械操作といった業務の基礎研修と、先輩ドライバーの隣に乗り営業のやり方を学ぶ営業研修の二種類があります。

都会のタクシー会社の中には、タクシー運転手デビューしてからも継続して、営業ノウハウを学ぶ研修を行っている会社や、新卒採用を行っている会社もありますが地方のタクシー会社だとなかなかそこまでは。

といっても、「見て覚えろ」「先輩から盗め」と研修をせず運転手任せの会社よりは、きちんとした研修がある「乗務員」を大事に育てる会社を選ぶようにしましょう。

6.カーナビが付いているかどうか

都会のタクシーならカーナビがないタクシーは考えられない

都会ならばカーナビのないタクシーの方が珍しいと思うのですが、地方ではまだカーナビ搭載されていない車両もあります。当然、カーナビがあるものと思わず、カーナビが付いているか確認しましょう。

カーナビ搭載の車両もあるではなく、全車両にカーナビ搭載が望ましいです。自分がどの車を運転するかわかりません。

近年は、外国人の利用者も増えております。英語なら多少は聞き取れても、アジア圏の方の言語はわかりません。その場合、カーナビがないとかなり困難です。

7.乗務員の安全配慮がされているか

タクシー車内

運転席の背面にアクリルボードが付けられているタクシーがあります。あれは、運転手への暴力行為防止のために設置されております。

防犯ボード、防護板と呼ぶのですが、そうした乗務員への安全配慮がある会社を選びましょう。

防犯ボードは多くのタクシー会社が取り入れておりますが、ドライブレコーダーと防犯カメラはタクシー会社によっては設置されておりません。

できれば、ドライブレコーダーや防犯カメラを導入している会社の方が乗務員の安全性への配慮はされていると言えるでしょう。

8.勤務体系や拘束時間

勤務時間は地域によってバラバラです。都会は、22時以降の深夜の方が乗客が多いので、深夜は稼ぎ時でしょう。

隔日勤務といって、朝出勤して深夜の2時まで拘束時間約20時間の勤務体系の会社が多いかもしれませんね。隔日というのは、1日出勤して1日休みというスタイルです。

私のエリアは夜といっても21時~22時台が一番忙しいです。

普通の会社員みたいに朝出勤して8時間勤務というスタイルではないので、ここはしっかり確認してください。

9.どういう車で営業するのか

東京や大阪では一人でビジネスマンがタクシーを利用することが多いのですが、地方ではタクシーを利用するのはレジャー観光客や、病院に行く高齢者が多いです。

9人で乗れるジャンボタクシー、中型車、小型車、乗務する車によって歩合が異なる場合もあります。

いきなりジャンボタクシーの運転を任せるということはないと思うのですが、中型タクシーの場合もあるでしょう。中型タクシーは初乗り料金が高く定員5人まで乗れます。小型タクシーは初乗り料金は安く定員4人までです。

当然、一人のお客様は中型より小型を選びがちです。会社説明会では運転車両についても確認しましょう。

10.福利厚生について

福利厚生についても、確認したほうがいいでしょう。「寮あり」と書いてあるから、安心したらあるにはあるけれどボロボロアパートだったとかはあり得ます。

私は車通勤です。帰庫したら、そのまま自分の車で帰るのですが、タクシー会社には仮眠するスペースと、シャワーもついているのです。

シャワーあり、休憩室ありと書いてあったのですが畳で雑魚寝するだけ。会議などすると出ていかなければなりませんし、私はほとんど休憩室もシャワー室も使っていません。

シャワー室も夏に使ったけれど、あまりキレイじゃなかったかな。ないのにあると言っているわけではないので、嘘ではないものの不安な場合は確認したほうがいいでしょう。

転職後に「そんなの聞いてない!」とならないように

複数のタクシー会社説明会に参加しよう

Hさんインタビューありがとうございます。

地方のタクシー運転手は人手不足。

入社するだけで「祝い金」と称し20万円支払われることもあるそうです。ただ、そうしたお金に目がくらんで大事な条件を確認しないまま、入社しないように気を付けましょう。

まずは、複数の会社説明会に参加してみることからスタートしてはいかがでしょうか。

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