異業種からタクシー運転手に転職しようと思っている方へ

エンジニアからタクシー運転手に転職

私のプロフィール

大手のK社に所属しています。前職はカスタマーエンジニアでした。人と話すことが大好きで前職のリストラによりタクシー業界に転職。

転職時、様々な方のブログを見て、自分なりにタクシーに乗車してどこの企業にするか選んだ経験がある。東京の23区エリアに走るタクシーを抜き打ちで4社はNとK。それ以外はチェックと緑の会社を選んで実際の話を聞いて自分なりにK社が自分に向いていると判断し面接に向かいました。

入社半年目から3年半ほどナイト勤務を経験。月100万売り上げを複数回挙げた。
最近は時間の融通が利く隔日勤務のシフトに勤務変更している。得意エリアは湯島、上野エリア。

プライベートは妻と愛犬2匹とともに人生を謳歌している。

タクシー会社入社後に後悔しないために事前に確認したい3つのポイント

1.営業エリア

東京のタクシー営業エリアは23区及び武蔵野市三鷹市、三多摩、西多摩の3エリアになります。このうち、それぞれのエリアで平均的な売り上げが異なり、それが年収も差につながります。

このうちで断然23区エリアが儲けがいいと言われます。次いで三多摩エリアとなります。23区で仕事を覚えればどこに行っても通用しますので、23区をお勧めしたいです。

また営業エリアによって仕事のスタイルが違います。

① 23区、武蔵野三鷹エリア

23区は流し中心で営業が成立します。もちろん付け待ち営業(駅などのタクシー乗り場でお客さんを待つこと)もありです。

病院、駅、百貨店、複合ビル等のタクシー乗り場などで付け待ちをする場合は個別にローカルルールがあるので気をつけたい。入社してまだ道がよくわからないうちは、道を流して研究するというのも大事な時間です。

② 三多摩、西多摩エリア

駅や病院の待機スペースで客待ちをする。
あまり流しをしてもお客が手を挙げることが少ない。駅や病院などのつけ方についてはそれぞれローカルルールがある。23区と同様に確認してつけることがいい。

2.企業規模が大手か中小か

大和自動車交通の公式HPから

ここでは23区エリアで勤務する場合の、大手4社かそれ以外かに分けて説明する。

①大手4社(日本交通、国際自動車、帝都自動車交通、大和自動車交通)

研修制度が整っており、専用のチケットがある。顧客も優良企業が多く、無線配車・専用乗り場も充実している。年収で考えると4社にいると安定して就業することができる。

ただ、ルールが厳しく、色々な罰則がある。とはいえ事故、違反、クレームに気をつければ問題はありません。未経験からの転職なら4社のどれかがオススメです。

② 四社以外(無線グループ(東京無線、チェッカー無線)、準大手(日の丸、東都等))

研修はあまり期待できないが、仲間同士情報交換は盛んにおこなわれている。また、他に目指すものがあり、副業をしながらタクシーの仕事をする人が多い。ちなみに大手の場合副業を禁止している企業もある。

また地元に根付いて仕事をしている企業が多い。

3.勤務形態

タクシーの仕事は20時間拘束される隔日勤務と日勤(昼日勤、夜日勤)に分かれる。 それぞれに特徴があるので簡単に説明します。

① 日勤

日勤はサラリーマンのように毎日仕事をするスタイルになる。勝負が短いが多少失敗しても挽回しやすい。

また日勤は昼日勤、夜日勤がある。特に夜日勤は各社選りすぐりの人材を配置することが多い。理由は売上高も高いので企業の先端を担っていくような人ということらしい。ただ企業によっては敷居が低い企業もあるので経験の一つとして勤務してみるのもありである。

② 隔日勤務

隔日勤務は勤務時間が長い。しかし、その分休日も多く自由度も高い。また明け休みに役所に行くなどプライベートの時間をとることが出来る。

時間帯として深夜帯の酔客の対応が問題なければ深夜帯を絡め勤務形態を選択することをお勧めする。

ただ、最近は女性の方のタクシー業界への進出が進んでおり、日勤を選択し育児も問題なく対応している方もいます。勤務形態は個人の特性もあるので、どの時間が自分に合っているのか会社と相談して決めるとよいかと。理由は夜型の人もいれば、夜は苦手という人もいますし、酔客の対応が苦手という方もいますので。

また、隔日勤務のスタート時間は企業によって様々です。面接ではどの時間にスタートするか事前に質問しましょう。入社を決めた企業の開始時間を確認し、自分の合いそうな開始時間を選択するとよいでしょう。また乗り始めたら時間帯ごとの自分なりのタイムスケジュールを考えて勤務形態を選ぶとよいと思います。

異業種からの転職ポイントまとめ

エリア、会社規模、勤務時間が自分に合うところを選ぼう

タクシー業界に転職する際、失敗しないためにも最初は東京23区エリアで大手4社で勤務することがお勧めです。企業によってはエリアごとの流し方や成功例を享受してくれる機会も多く、働く仲間が多いので色々な相談もしやすいです。また無線や専用乗り場が充実しているので困ったときに専用乗り場はありがたいものです。

今後のタクシー業界もIT化が進んでいくことになります。 配車システム、相乗りシステム、色々なシステムが導入されていきます。転職を決めた企業がどのようなシステムを導入していくのかは把握する必要があるでしょう。

今後タクシー業界は様々な変革の時期を迎えようとしています。もちろん選択した企業の動きもさることながら、業界全体がどのように動いていくのかは自分の目でしっかりと把握しておく必要があると思うのです。というのも乗車してくる顧客の中にも業界の話を聞きたがる顧客もおります。そういう顧客にも事実とともに自分なりのコメントも加味できるとお客からの評判もいいですよ。



<広告・PR>