定期的に3年、5年に1度のペースで公安委員会から免許更新についての、ハガキが届きますよね?

まずは、大前提として、「うっかり失効」を無くすためにも、必ず免許更新に係る公安委員会から届くハガキを紛失してはならないことです。

まだ、期間以内に紛失したことが分かれば速やかに免許センターに申し出て、再発行の手続きをしてもらうことが可能です。

一番恐ろしいことは、ハガキ自体の紛失に気付かずに、免許更新期間を過ぎてしまった場合どうなってしまうのか?と言う内容についてですが、最悪の場合、免許費用を支払い、自動車教習所に通わなければならないことになります。

紛失したことを気づかずに半年以上経過してしまった場合は、免許センターで、仮免許交付後からの料金を支払い教習所に通って本免許取得のためのプロセスを歩まなければなりません。

しかし、半年以内であればまだセーフで、保有している免許種類にも分かれますが、免許更新が適正検査のみで取得できます。しかし、この時、警察官の方から厳しく叱責を受けますので、免許更新期間だけはしっかり把握しておきたいものです。

視力検査で落ちてしまった場合に免許更新はどうなってしまうのか?と言う内容等を踏まえて、運転免許更新についてのノウハウをまとめてみました。

視力が落ちると適性検査に引っかかってしまう

タクシー

その日のうちに視力検査がクリアできないと、免許更新ができなくなってしまうのでしょうか?誰しもが一番恐れている事態について明確にしたいと思います。

視力検査について不合格になってしまった場合、検査の方法としては、2種類あります。

1つ目の方法については、ある程度時間を空けてから、再度視力検査を実施する方法です。視力検査の前に疲労が蓄積して疲れている場合もあるので、普段通りの視力を発揮できないことから、少し間隔を空けて視力検査を再度実施してくれる方法。

2つ目の方法については、その日の視力検査については諦めて、後日再度検査を受けなおす方法です。落ちてしまった視力を補うために、眼鏡やコンタクトレンズを作ってから、再度受け直すことが可能となります。

1つ目の方法の場合について、視力の状態が良ければ、その日の内に免許を受けることができますが、2つ目の方法の場合であると、その日に免許更新はされず、裸眼か矯正視力で再度受けなおしと言う状況になるので、即日交付は不可能となります。

しかし、再検査が必要になった場合については、再検査にかかる費用等は発生せず、一度本人に費用が返還されますので、その点については、安心できます。

普段から視力を悪くしないためにも、無理に眼鏡等を使用されている方については、裸眼での運転で、視力が回復することも稀にあります。矯正視力が必要ないのに、なんとなく眼鏡等を付けられている方については、運転に支障がなければ、眼鏡を外してみるのも良い手段であるかもしれません。

落ちてしまった場合の対処法

落ちてしまった場合の対処方法については、焦らずに目薬をさして、目が潤っている状態でありますと、かなり視力が戻ります!私は、この方法で、目が霞んでいたり、ゴミが入っていたりと言う形で、一旦トイレ休憩を頂き、目薬でバッチリ合格できました。

目をしっかりマッサージすることによりましても、乱視等が入っている方については、ハッキリ見えやすくなることがありますので、目薬と目のマッサージを活用して頂ければと思います。

免許更新の適性検査の内容

・視力検査
・聴覚検査
・運動能力検査

視力検査

免許更新時に行われる適性検査では、主に、「視力検査(色彩識別能力検査を含む)」、「聴覚検査」、「運動能力検査」の3種類があります。メインになるのは、視力検査がメインとなります。

視力検査では、それぞれ、保有している免許の種類に応じて、求められる視力についても変わってきますので、ボーダーラインを把握しておくことが必要です。
多くの方が保有している、「普通第一種免許」であれば、求められる視力として、普通免許 4輪、2輪では、片眼視力が、0.3以上、両眼で0.7以上の視力が求められます。

タクシーや、バス運転に必要な普通第二種免許、大型第二種免許では、片眼で0.5以上づつ、両眼で0.8以上の視力が求められます。

視力基準をクリアできれば、色彩識別検査も行われるので、信号機の色である、赤、青、黄色を一定の距離からでも、識別できるかを判断するテストとなります。

聴覚検査

聴覚検査では、10m離れた場所から、90デシベルの音が聞こえるかどうかを判断するテストです。

普通免許では、補聴器の使用が認められますが、大型、けん引、二種免許については、その使用が認められておりません。

日常会話に支障が無ければ誰でもクリアできる検査となります。

運動能力検査

運動能力検査については、大半の場合、外見で判断される形となります。片腕ではないか?ハンドルをしっかり握れる手であるか?足があるか?等と言った初歩的な、ごく簡単な外見判断によるテストでありますので、一度免許試験に合格されている方であれば、まず落ちることはありません。

運転することに支障があるかどうかについて、外見である身体を見られる程度でありますので、身構える必要は全くありません。普段通り接していればなんなくクリアできます。

免許更新の流れと方法をおさらい

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免許更新を行う場所

免許更新の流れについては、まず、免許更新年度の該当月日の40日前になりますと、居住している各都道府公安委員会よりハガキが自宅に届きます。概ね目安時期であるので、各都道府県について若干の差異は発生します。

免許更新は更新期間内に

もし、この時にハガキが前住所に届いていた等の関係で、ハガキが無い状態でも免許証を見て、更新年月日を自分自身で把握できていれば、直接、免許センターへ行くことで、ハガキ無しでも免許更新ができます。

もし免許更新期間内にハガキの有無を問わず、更新し忘れてしまった場合、どうなってしまうのか?それは期間にもよるのですが、6か月以内であれば、失効手続きを取ることで、免許が交付されます。技能試験と学科試験は免除され、適正試験を受けて交付となります。

しかし、この時に、担当官の方から厳しくお叱りを受ける形となりますので、「運転者としての自覚が足りない!」「本来なら失効していた!」と私は、注意指導されましたので、こうならないためにも更新期間をしっかりと把握することです。

ハガキを紛失してしまった場合等において、免許センターで更新手続きはできるのですが、若干の注意指導を受けることになりますので、やはりハガキを持参した万全な状態で免許更新を受けたいものです。

もし、6か月以上免許更新期間が過ぎてしまった場合どうなるのか?それは恐れていた最悪の事態が発生します。6か月以上1年以内の場合については、適正検査を受けた後、仮免許が交付されるので、教習所へ再度通い高いお金を支払って運転免許証を再度取得しなければなりませんので、絶対に回避したい内容となります。

免許更新に必要なもの

運転免許更新時に必要な持ち物としては、「運転免許証」「更新ハガキ」「手数料」「印鑑」「講習修了証明書」が必要となります。

免許更新の手順

運転免許更新の手続きの流れとしては、「受付」「申請書を記入」→「講習区分に応じた証紙を購入し、申請書に貼ってもらう」→「適性検査(視力検査)」→「更新審査」→「写真撮影」→「講習」→「免許証交付」と言う流れになります。

運転免許更新時の所要時間についてと、講習時間についてですが、受付から視力検査、写真撮影までが45分、所定の講習については、優良運転者講習が30分、一般運転者講習が60分、初回更新者講習が120分、違反者講習が120分と定められてます。

最後に受験番号順に、実施される免許証の発行時間として、15分~20分程度かかります。トータルして、受付から新しい免許証の交付までの時間は、90分~180分程度かかります

運転免許証の更新は、3年もしくは、5年に一度での免許更新とは言え、うっかり免許更新を忘れてしまい、特に危ないのがハガキを紛失したり、前住所に届いたりして、免許更新自体を忘れることで、仮免許取得後、再度一から教習所に通って免許を取得しなければならないことになりかねませんので、十分に自分自身の免許更新年月日について把握しておくことが必要です。

免許更新を忘れたらどうなるか

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更新忘れから6か月以内の場合

免許更新し忘れから6か月以内の場合については、学科試験と技能試験は免除され、適正試験だけ受けて免許交付されますが、免許センターの方から、キツイお叱りを受けることとなりますので、必ず指定期間内に免許を更新しましょう

6か月以上免許更新期間が経過した場合

最悪の状況となるのですが、まずは、当該免許更新センターにおいて、適正試験を受けることで、仮免許が交付されます。仮免許が交付されたのであれば、再度教習所に入所して、所定の技能試験、学科試験を受験して、長い道のりを経て高い費用をかけて再度免許を取得しなければならないことになりますので、何としてもこのケースは避けたいですね。

やむを得ない理由があった場合

やむを得ない事態であることが予測される場合や理由がある場合は、免許更新期間前に申し出ることで更新期間の相談についても受け付けてもらえますので、どうしても、仕事の事情や海外出張の関係等で、誕生日前後の一か月間での運転免許更新が難しい場合は、事前に申し出ておくことが重要です。

運転免許の更新を忘れない工夫をしよう

ポイントとしては、1週間に1度か1か月に1度に運転前か運転後に、運転免許証を確認して、運転免許の更新期間を忘れなく把握しておくことや、自分自身が毎日作業で使用しているデスクやパソコンで更新期間が近くなったら、付箋や電子付箋等で、忘れなく記入しておくと良いです。

日常的に使用しているアイテムにヒントが隠されているので、是非、身の周りのアイテムを活用してみてください。

運転者に視力が必要な理由

通常の視力検査であれば、ある程度は問題ないのですが、特に上級ドライバーとなる、普通第二種免許保持者、大型第二種免許保持者、けん引免許保持者、大型第一種免許保持者については、通常の視力検査だけではなくて、深視力の検査が必要になります。

これは、どのような検査方法なのでしょうか?検査内容としては、三本の支柱があり、真ん中の支柱だけが、前後に動くのですが、真ん中の支柱が左右の支柱と並行にそろう所で、ボタンを押して止めた時に、三本の支柱を真横から見た際に、基準値内に収まっているかどうかを判断するテストです。

この深視力については、大型ドライバーについては、特に必要となる技能で、後方感覚として、大型車で後退時に、数十センチの所で上手く停車しなければならない技能項目があるのですが、そこで、深視力が問われます。

このように、大型ドライバーになりますと、求められる視力についても一般の免許とは違い異なってきますので、普段から後退についても、後方感覚である深視力が必要となる車長の感覚が必要となります。

また、通常の運転者であっても、動体視力が必要となります。普段運転している道で、咄嗟に子供やボールが飛び出してきた場合に反応できるか、どうかが動体視力を問われる場面となるので、瞬時に見極める能力に直結するのが、動体視力です。

咄嗟の出来事や瞬時の状況に対応</emするためにも、普段から危険予測運転をして、「だろう運転」を心がけることで、動体視力についても強化され咄嗟の事態に反応できるものとなります。

このように普通免許のドライバーでも大型免許のドライバーであっても、多種多様な状況の中で、様々な種類の視力に関する能力が問われますので、運転している時には、危険予知運転を心がけることで、視力の感覚を研ぎ澄ませて咄嗟の事態に対応できることになります。

まとめ

タクシー

実は、私自身についても、免許更新のハガキを親族が誤って捨ててしまい、そのことに気づかずに、ふとした時に自分自身の運転免許証を見た際に、

「あっ!免許更新期間が過ぎてる!!」と思い起こし、ついつい、廃棄した家族に当たってしまったのですが、本来自分自身の管理責任であると言うことを免許センターで指導して頂き諭されて理解できましたので、

6か月以内の更新でも結構な口頭によるお叱りを受けたので、運転免許証が、自分自身の通勤や、職業に関わる重要な資格であることを認識して行動して行きたいですね。

車のハンドルは人生のハンドルであると言う言葉がありますので、免許更新期間を把握した上で、安全で快適な運転を心がけてください。



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