「タクシー業界は、性格の悪い人が多そうで怖い」
「自分は気が弱いけれど、タクシー運転手になれるか」
タクシー業界へ転職を検討している人で、性格に不安のある方はいませんか?
タクシードライバーに向いている性格はあるのか、知りたくなります。
この記事は、元タクシードライバー経験者が、そんな皆さんの心配を解消するために書きました。最後まで読むと向いている性格が分かります。ぜひ、ご覧ください。
この記事の目次
タクシードライバーは性格が悪いと言われがち
タクシードライバーの性格は、悪いと思っている人は多いでしょうか。もちろん、人によるので全員が悪いわけではありません。しかし実際に、乗車してこのような経験はありませんか。
・行き先を告げたのに、返事がない
・近い距離で乗車したら、嫌な顔をされた
・支払いで、ブツブツ文句を言われたさらに性格を悪く見せる要因は、行動にも出ます
・待機中に新聞を読んでいる
・タバコを吸ってポイ捨てす
・身だしなみが悪い
見た目の影響もあり、タクシードライバーは性格に問題があると感じる方はいるでしょう。このような一部の行動により、全体のタクシードライバーの性格まで「悪い」と感じられてしまっています。
実際のところタクシードライバーは性格が悪い?
タクシードライバーだからといって、性格が悪いとは限りません。むしろ性格が良いドライバーばかりで安心します。
その証拠として、国土交通省が発表した東京都のタクシードライバーに対する利用者アンケートですが、接客マナーは右肩上がりです。
接客マナーが「良い」と感じた利用者は、平成8年にわずか10.7%でしたが平成19年度には24.6%と大きく上昇しました。「普通」の評価も合わせると約85%の人がタクシードライバーの接客は「問題ない」と回答しています。
性格の悪い人が、良い接客ができるでしょうか、おそらくできません。タクシー業界はマナー向上に力を入れているので、タクシードライバーだから性格が悪いとは限りません。
むしろ性格が悪い人はどんどんと減ってきています。
タクシードライバーに向いている性格とは
自分の性格は、タクシードライバー向きなのかが不安になります。私もドライバーになる前は同じような気持ちでした。次の転職こそ成功させたいので、性格が向いているかは大切なポイントでしょう。
そこで実際に、転職者から感じたタクシードライバーに向いている性格を7つにまとめました。あなたはいくつ当てはまっていますか、参考にしてください。
2.人とコミュニケーションを取ることが好き
3.周囲への気配りができる
4.運転することが好き
5.地理に詳しい
6.一人で過ごすことが苦ではない
7.ストレス耐性がある
1.何事にも冷静
まずタクシードライバーに向いている性格は、何事にも冷静に対応できる人です。タクシーを運転しているとハプニングの連続なので、常に落ち着いて対応できる人が向いています。
慌ててしまうケースは…
・道路が工事中で通れない
・急げ急げとせかされる
・駐停車禁止の場所で停めろと言われる
このような場面は日常茶飯事です。慌ててしまうと逆に時間がかかったり、交通事故の原因になる恐れがあります。いつでも冷静に、周囲のペースに巻き込まれてしまっても、冷静に自分で判断できる人はタクシードライバーに向いているでしょう。
2.人とコミュニケーションを取ることが好き
タクシーは運転業ですし、同時に接客業でもあります。お客さんを目的地まで安全に、快適にお届けするのがタクシーの役割なので、コミュニケーションを取ることが好きな方は向いています。
ドライバーのコミュニケーションとは、話上手というわけではありません。場の空気に合わせて、会話を展開させていく能力が必要です。長距離のお客さんを乗せた時、会話がスマートなので常連になってくれたという話は、実際によくある話です。
3.周囲への気配りができる
周囲への気配りができる人は向いているでしょう。タクシードライバーは車内を快適に過ごせるように、あらゆる面で気を配る必要があります。
後方にいるお客さんは、どのように過ごしているでしょうか。仕事中ならば話しかけるべきではありません。外を眺めていれば、多少の会話は喜ばれるかもしれません。さらに、車内の温度にも気を配りましょう。運転席と後部座席の温度はかなり差があります。
周囲から「気配り上手だね」と褒められた事がある人は、タクシードライバーに向いていると言えます。
4.運転することが好き
「運転が好き」はタクシードライバーに必須です。運転が仕事なので、苦痛ですと仕事すべてが好きになれない可能性が高いでしょう。
「運転は好きだけれど、運転が上手ではない」という悩みはよく聞きますが、安心してください。入社後の研修では、プロドライバーの技術を丁寧に教えてくれるでしょう。しかも、毎日、毎日運転をしていれば誰でも上達するものです。まずは「運転が好き」という気持ちさえあれば、タクシードライバーとして向いています。
5.地理に詳しい
地理に詳しい人はタクシードライバーに向いています。地元の人しか知らない抜け道を知っていれば「運転手さん、凄いねぇ」と褒められるでしょう。
地元でタクシードライバーになる場合、地理はある程度くわしいでしょう。しかし知らない地域へのタクシー転職は、不安になります。それでも、新しい道を覚えることが好き、勉強することが好きという性格ならば、運転していくと自然と覚えていくものです。地理に詳しくなるために、何かしらの努力を起こせる人がタクシードライバーに向いています。
6.一人で過ごすことが苦ではない
タクシードライバーは基本的に孤独です。出庫したら長時間一人で運転しますので、一人の時間が苦ではないと感じる性格が良いでしょう。
一人と聞くと気楽に聞こえますが、実際には寂しい時間が多いです。夜になり誰も乗らずに売上げが上がらない日々が続くと、誰かに頼りたくなります。お客さんとのトラブルで責任者を出せと言われても、その場で処理しなければなりません。
一人でも黙々と積み上げられ、過ごすことが苦ではない人が向いています。
7.ストレス耐性がある
タクシードライバーは気楽だと思われますが、ストレスもかなり溜まる仕事です。なので、ストレスを耐える力が強い人は向いているでしょう。
溜まる原因は大きく3つあります。お客さんとのトラブル、渋滞などで思い通りに運転できない時、そして売上げがなかなか上がらない時はイライラするでしょう。なにかしら自分なりのストレス解消法を持っていると良いです。
次はタクシードライバーに向いていない性格もまとめました、続けてご覧ください。
逆にタクシードライバーに向いていない性格
向いている性格に当てはまらない…と心配されていませんか。それでも安心してください。次で紹介する「向いていない性格」に当てはまっていなければ、問題ないです。
「向いていない性格」にズバリ当てはまっているなら、正直タクシードライバーへの転職はおすすめしません。しかしこの3点は自分は違う、と言い切れるのであればあなたの輝かしい転職先は決まったようなものです。ぜひ、続けてご覧ください。
1.サービス精神が無い
タクシードライバーは接客業です。乗せているのは荷物ではありませんので、運転だけしていればいい、という職業ではありません。最低限のサービス精神は必要です。
タクシードライバーでいうサービス精神とは、ホテルマンのような究極のおもてなしをする必要は決してありません。最低限、お客さんを不快にさせない礼節や会話術があれば充分です。
・行き先確認の発生
・行き先が分からない時の声掛け
・降車時のお礼
・最低限の身だしなみ
以上の5つは必須でしょう。
タクシードライバーは一人なので、サービス精神を忘れて個人営業のような態度で接してしまう人もいます。しかし会社員であり、接客業であることを忘れてはいけません。乗車していただいたお客さんに対して、挨拶やお礼ぐらいはきちんと述べる精神がないと務まりません。
2.すぐにパニックになってしまう
ハンドルを持つと、パニックになる性格の人も向いていません。タクシードライバーはハプニングの連続なので、パニックは事故に直結します。
たとえば自分は、丁寧に運転しているのに、周りの車がむりやり割り込んで来た場面はパニックになりませんか。もしくはカッときて、人相が変わってしまう人もいます。
パニックになると、その気持ちはお客さんにも伝わりますし、その後に事故になるケースが多いのです。道路状況は常に変化しているので、ちょっとしたことでパニックになる人はタクシードライバーに向いていません。
3.運転が荒い・短気な人
運転が荒く、短気な人もタクシードライバーに向いていません。丁寧で優しい運転こそ、タクシードライバーの努めです。特に都内は交通量も多く、渋滞や工事で思うように通れない道は多々あります。気持ちは充分わかりますが、その度に怒っていると事故の確率も高くなるでしょう。
お客さんはスピードを求めていません。優しく安全に目的地までたどり着くことが最優先なので、運転が荒い人や、短気ですぐに怒りっぽい人はタクシードライバーに向いていないでしょう。
まとめ
あなたはタクシードライバーとして向いていましたか。「正直、まだ自信がない」という方が多いと思いでしょう。それでも「少しでも興味がある」という、その挑戦する気持ちが何より大切です。
不安なのはあなただけではありません。タクシードライバーへの転職はほとんどの人が未経験です。ぜひ、新しい人生の始まりとして、タクシードライバーへの転職を挑戦してみませんか。興味のある方は今すぐ、P-CHAN TAXIにご相談ください。