タクシー運転手必見！効率よく道を覚える5つの方法をご紹介

「道を覚えるのが苦手…」
「もっと効率良く道を覚える方法が知りたい！」

タクシー運転手として働く人の中には、このように思ったことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。

タクシー運転手にとって道を覚えるのは仕事の基本。しかし、簡単には覚えられない人も多いと思います。

そこでこの記事では、効率良く道を覚える方法を5つご紹介。効率良く道を覚えることで、効率の良い営業につながり収入アップも期待できるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。

道を覚えていないタクシー運転手は苦労する

道を覚えていないタクシー運転手は、以下のような点で苦労します。

では、それぞれどのような苦労があるのかご紹介します。

急ぎのお客様の希望に添えない

タクシーを運転していると、急ぎのお客様を乗せることがあります。しかし道がわからないと、お客様の希望到着時刻に間に合わない可能性が高くなるのです。

目的地までの最短ルートが頭に入っていないと、基本的にはナビで検索してから向かうことになるため、お客様に目的地を聞いてからすぐに向かうことができません。

また、道を間違わないようナビを確認しながら慎重に進むことになり、あまり急げないでしょう。

その結果お客様の希望時間に間に合わず、お客様をがっかりさせたり、クレームが入ったりすることがあるのです。

ナビで目的地を入れる作業に時間がかかる

目的地までの道がわからない場合はナビを使用します。しかし、ナビに目的地を入力するのは意外と時間がかかるもの。

入力中はお客様を待たせることになるため、お客様が急いでいる場合はクレームをつけられる可能性があります。また、なかなか入力できない焦りが運転にも影響すると、落ち着いて運転できず交通事故につながりかねません。

道を積極的に覚えることでナビに入力する時間を極力減らし、落ち着いて運転できるのです。

ナビがいつでも正しいとは限らない

ナビはいつでも正しいとは限りません。搭載されているナビが古い場合、目的地が表示されないこともありますし、ナビによっては最短ルートではない道が表示されることもあるでしょう。

また、お客様から道を指定されたり、渋滞などの交通状況によって最適なルートは変わります。

道がわからない場合はナビを使用しますが、完全にナビを頼りきるのは少々危険とも言えるでしょう。

目的地を通り過ぎることも

道がわかりづらいと、曲がるべきところで曲がらなかったり、分岐している道路で進む道を間違ったりして目的地を通り過ぎてしまうことがあります。

そして、目的地を通り過ぎてからすぐに復帰できない場合は到着時刻が大幅に遅れることに。特に急ぎのお客様の場合は、クレームの対象になる可能性もありますし、がっかりされてしまうでしょう。

道を覚えるための効果的な方法とは？

道を効率良く覚えるには、以下の方法が効果的です。

ではそれぞれの方法について解説します。

目印を記憶しておく

効率良く道を覚えるには、まずは目印を見つけましょう。

例えば、駅やビル、看板などその場所にしかないものや、ランドマークタワーなど目に入りやすいものを目印として記憶すると道が覚えやすくなります。

あまり目立つものがない場合は、普段利用しているコンビニやスーパーなどでも大丈夫。自分の印象に残るものを目印としましょう。

目印を見つけたら忘れないようにメモをとっておくと、忘れたときに見返せるので便利です。

目印の使い方は「あの看板を左に曲がって、その先ポストを過ぎたら右に曲がる」といったように使いましょう。

道や通りの名前を記憶しておく

道や通りの名前を記憶しておくことも道を効率良く覚えるのに効果的です。なぜなら、道や通りの名前はめったに変更されないからです。

建物やお店などを目印にして走っていると、お店が知らない間になくなっていた場合は道がわからなくなる可能性があります。

しかし、道や通りの名前を記憶しておけば「〇〇通りをまっすぐ進む」などのように道を記憶でき、名前も滅多に変更されないため目印を失うことはありません。

また、わからない道をお客様から教えてもらう場合があるかもしれません。そんなとき、道の名前を覚えていればスムーズに会話が進むでしょう。

地図を使ってイメージトレーニング

地図を使ってイメージトレーニングをするのも効率のいい道の覚え方です。地図を読むことでお店や道路などの位置関係が把握できるため、実際に走った時によりスムーズに道を覚えられます。

また、走行中に確認できない裏ルートを発見できることもあるため、より道に詳しくなれるでしょう。

休日に仕事ルートを走ってみる

より早く道を覚えるには、休日にも仕事ルートを走ってみましょう。道の記憶をしっかり定着させるには、何度も繰り返し通ることが大切だからです。

その際は、主要な道路を優先的に走ることも効率良く覚えるポイントのひとつ。さらに、しっかり覚えたい場合は、徒歩や自転車で走ってみるのもおすすめです。車から見る景色よりも細かな部分まで確認できます。

記憶力を向上させるためには「食」も大事

道を覚えるために記憶力を向上させたい場合は、食事にも気をつけましょう。食事から取る栄養素は、記憶力と密接な関係があるからです。

食べ物に含まれる栄養素の中でも、DHA（ドコサヘキサエン酸）やEPA（イコサペンタエン酸）、カルシウム、フラノバール、ビタミンB1、ビタミンB2、糖質などは、特に記憶力アップつながるとされています。

これらの栄養素が含まれる青魚やチョコレート、豚肉などの食品を積極的に取ることで、記憶力をアップさせることができ、より効率的に道を記憶できるでしょう。

また、噛むことも記憶力にいいとされています。食べる時はよく噛むことを意識しましょう。

タクシー運転手が収入アップのためにできること

収入をアップさせるには、以下の4つのポイントに気をつけましょう。

では、それぞれについて解説します。

稼ぎを増やすための3要素を意識する

稼ぎを増やすには「実車率」「乗車回数」「距離」の3要素を意識しましょう。

実車率とは、走行時間のうちお客様を乗せている時間のこと。乗車回数は、お客様を乗せた回数のこと。そして距離とは、お客様を乗せて走った距離のことです。

実車率が高いほど、乗車回数が多いほど、距離が長いほどタクシーの売り上げは上がります。

そのため、流し営業でできるだけ多くの乗客を確保しながら長距離のお客様を載せる機会を増やし、ときには付け待ち営業も行って実車率を上げることが効率の良い収入アップの方法といえます。

ただ走るだけでは収入アップはできません。稼ぎを増やすための３要素を意識したうえで、ニーズが高まる時間帯や場所などを変えながら走ることで収入を上げられるでしょう。

地理に詳しくなる

地理に詳しくなるほど収入アップが期待できます。なぜなら、地理に詳しいほうがよりスムーズにお客様を目的地まで送り届けられるからです。

お客様から目的地を聞き、目的地までの道のりがパッと分かればナビに入力する時間を節約できますし、道を間違って時間をロスする可能性も低くなります。また、道路が混雑している場合でも別の走行ルートを考えられるので、より効率良く営業できるのです。

地理に詳しくなりたい時は、まずは主要な道路交差点、観光スポットなどから覚えるのがおすすめです。そして地図を眺めたり実際に走ったりして、位置関係や距離感をつかみながら道を覚えましょう。

常に最新の情報を知っておく

稼げるタクシー運転手は、常に最新情報を入手することを心がけています。特に道路状況や交通情報、イベント情報、天候などは営業に大きく影響する情報です。

工事で通行止めになっている箇所や事故・渋滞が発生している道を知っていれば、避けて時間のロスを防げます。

イベントが開催される日や場所を知っておけば、混雑しそうな道を避けられますし、全国から人が集まるような大きなイベントなら長距離のお客様を確保できるかもしれません。

このように常に最新情報を手に入れて、臨機応変に立ち回りを変えながら営業を行うことで、さらに収入を上げることができるのです。

お客様とのコミュニケーションを意識する

収入アップのためには、お客様とのコミュニケーションも大切にしましょう。お客様との会話の中で一般には流通していない、タクシー需要の高いスポットの情報が手に入ることもあります。

また、お客様に社内で楽しく過ごしてもらえれば、次回の利用で指名してもらえるなど、リピートにつながるかもしれません。

タクシー運転手はお客様の目的地が分かれば会話しなくても問題ありませんが、程よくコミュニケーションをとることも収入アップの秘訣なのです。

まとめ

最後に、この記事でご紹介した内容をまとめます。

道を覚えていないタクシー運転手は、以下のような点で苦労するでしょう。

よって、道を覚えることはタクシー運転手にとって重要なことといえます。道を効率良く覚えるには、以下の方法が効果的です。

そして更なる収入アップを目指したい人は、以下のポイントを抑えて営業するのがおすすめです。

道を覚えるのに苦労している方やもっと効率良く営業したい方は、ぜひこの記事を参考に、収入アップを目指してみてください。