タクシー運転手なんて最後に行きつく仕事と思っていませんか?

タクシー運転手の数は、減っている

近年、構造不況のあおりで中々給料が上がらないからなのか、タクシー業界に目を向ける若者が増えたような気がします。

ある会社では、ここ数年、6月から8月にかけて研修を終えた「新卒入社」の配属ラッシュが恒例になっています。その中には、女性の方も少なくありません。

しかし、新卒や女性が増えているものの、タクシー業界は、相変わらず人材不足に喘いでいます。

全国ハイヤー・タクシー連合会の2018年の調査では、全国のタクシー運転手の数は2005年がピークで381,943人でした。それが2016年には、289,373人にまで減少しています。

これは、タクシー運転手の高齢化と離職率の高さが原因です

厚生労働省がまとめた「賃金構造基本統計調査」(2017年)によると、タクシー運転手(男性)の 平均年齢は59.4歳で、勤続年数は9.6年
となっています。年齢別で見ると、65歳以上は27%以上になります。

来る者より、去る者の方が圧倒的に多い訳ですね。

もう一つ理由を上げるとすれば、根強く残っているタクシー運転手に対するマイナスイメージがあります。

長時間労働で給料も安い、中高年転職組の落ち着き先的な思い込みが定着してはいないでしょうか。

 

給料形態は3タイプ、歩合の割合に差があるのが特徴

求人、乗務員募集、チェッカー

タクシー運転手の給料体系は「売上」と「歩合」が基本です。会社によって差はありますが、A型、B型、AB型の3つに分けられます。

A型…歩合給が小さい

A型は固定給と歩合給、そして賞与で構成されており、固定給が大きく歩合給が小さいのが特徴です。安定した給料が欲しいタクシー運転手向きですが、今は、これを採用している都内タクシー会社はほとんどありません。

B型…完全歩合制

B型は、完全歩合制になります。売上が全てで、腕に自信のあるタクシー運転手にはうってつけの形態です。歩合率も高めに設定されているようです。
ただ、タクシーの仕事は季節労働的な側面があり、売上の上下に左右されやすいのが難点です

AB型…歩合率が高く基本給もある

タクシー会社で、最も多く採用されている給料体系がAB型です。
形はほぼA型になりますが、乗務回数×乗務手当(定額)が基本給になります。特徴的なのは歩合率がB型並みに大きく、歩合給の一部が毎月積み立てられ、年3回位に分けて賞与として支給される事です。
一番安定した給料体系と言えます。

 

タクシー運転手は一般企業と同じぐらいの収入になる

では、タクシー運転手になったらいくら稼げるのでしょうか?

全国ハイヤー・タクシー連合会の調べ(2017年)によると、東京のタクシー運転手の平均年収は418万円となっています。

この平均年収を歩合率60%で計算すると、年間700万円の売上があればいい事になります。
細かい計算は省きますが、これを隔日勤務で月12回乗務したと仮定すれば、一日の平均売上は48,000円強です。

実際に稼いでいるタクシードライバーのなかには、少数だとしても700万円以上稼いでいる人もいるのが事実です。

国税庁による「平成29年分民間給与実態統計調査」では、一般サラリーマンの平均年収は男女合わせて432万円となっています。それを踏まえると、東京のタクシー運転手の決して低いとは言えないのではないでしょうか。

タクシードライバーは、勤務体系も隔日勤務、昼日勤・夜日勤があり、自分のライフスタイルに合わせて働き方を選べます。
一定の収入を確保して、人生を充実させる事も不可能ではありません。
ある程度の給与を手に入れることができ、自由度も高い職業なのです。

タクシー運転手は、性別もキャリアも関係ない?

タクシー運転手は、経験が全てではありません。やる気と工夫が大事になります。

10年以上やっているベテランを、1年足らずの新人が追い抜く事は容易に可能です。

高速たらしの新人が年収600万円

ここからは実際にタクシー運転手として何年も働いていた方に聞いた話になります。
その方が訳ありで新人研修を手伝っていた時期があったそうで、その新人の内の一人に「高速たらし」の異名を持つ新人がいたそうです。
とにかく、お客様に高速道路を利用させるのが上手いんですね。
彼は、一日に7万円から8万円の売上を平気で持って来ます。給料は、年収600万円にとどく勢いです。

昼日勤月間100万円超えの中国生まれドライバー

かと思えば、昼日勤は稼げないと言われる中で、月間売上100万円を記録した猛者も存在したそうです。
彼は、中国からの渡来人です。いったい、給料はいくら貰っているのでしょうか。羨ましい限りです。

コミュニケーション力で稼ぐ女性ドライバー

女性の中にも、鬼のように稼ぐタクシー運転手がいます。
女性ながら班長になる位なので、相当の実力の持ち主です。
一度稼げる秘訣を質問したところ帰って来た答えは、「最初の目的地が駅でも、どうしたら自宅までに変えられるかが勝負」との事でした。
コミニュケーション力が売り上げ向上につながっているということですね。

この他にも、数多くの凄腕タクシードライバーがサラリーマンよりも毎日稼いでいます。
努力や工夫次第でタクシードライバーはどんどん稼ぐことができるのです。

タクシー運転手の給料は、平均だけでは推し量れないものがあります。
やる気と工夫次第で上と下に、大きな差が生じるからですね。

しかし、平均年収が600万円以上のタクシー運転手は、全体で見るとそれほど多くはないと思います。そこで他のドライバーと同じ給料で満足するかはその人次第ですが、ちょっとした工夫を続ければ、一日の平均売上を5万円から6万円位に上げる事はそんなに難しくありません。
それで、年収500万円も見えて来ます。

タクシー運転手はやり方次第ではそんなに無理をしなくても、そこそこ稼げる仕事だと思います。

継続は力なりが証明される職業です。

やり方次第では稼げるタクシー運転手

給料以外の魅力は高齢でも続けていけること

タクシー運転手は、自分のライフスタイルに合わせて働き方を決める事が出来ますし、ある意味、給料も自分で決める事が出来ます。

タクシー運転手で65歳以上の方は全体で27%以上いると紹介しましたが、この方々は、ガッツリ稼ぐよりも、ほどほどに稼いで体を労わることを考えていると思います。
よく休みを取って温泉などに行っているようです。

高齢となってからの働き方としては、その自由度の高いゆとりを持った働き方はありではないでしょうか。

そんな非ガッツリ系のタクシー運転手が多くいながらも、東京の平均年収が400万円を超えているという事は、結構、凄い事なのかも知れません。まだまだタクシー業界はポテンシャルが高いと言えるでしょう。

結局は会社選びが重要


ここまでにもお話した通り、タクシードライバーは個々の努力や工夫によって稼ぎが異なってくる職業です。
それは個人だけの問題だけではなく、会社の制度も関係してきます

先程お伝えした通り、給与形態は3種類あります。
会社によってどの形態を採択しているかは異なるのです。また、そこに加え基本給の金額、それ自体の有無も異なってきます。
同じだけ働いても会社によってもらえる給与がわずかに変わることもあるのです

また、お金面だけではなく、事故やトラブル時の補償、二種免許取得にかかる費用の免除、社宅の有無、福利厚生などは会社によって異なります。
自分自身が重要だと思う項目や条件を考えておき、それに合ったタクシー会社を見つけるようにしましょう。

なかにはブラックな会社ももちろんありますので、タクシー求人サイトや、コンサルタントの力を借りて情報収集をしっかり行いましょう。

タクシー運転手に転職するなら専門サイトを利用しよう

タクシー

タクシー運転手に転職するなら、総合求人サイトよりも当然タクシー運転手専門の転職サイトを利用する方が効率よく進みます。
タクシー会社しか扱っていないので情報量や業界知識が全く異なってくるのです。

その業界に精通したコンサルタントによって、優良会社のみを紹介してもらうことが可能でしょう。
タクシー業界についてまったく知識がないだという方は、コンサルタントに相談するのが最もおすすめです。
転職は自分ひとりの力で進めないようにしましょう。

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