女性としてタクシー運転手をやってみて

え、こんな若い女性が!と驚かれること多かったです。

私は今年32歳になる女性です。夫の仕事の関係でタクシー運転手は辞めてしまいましたが、約1年間、個人タクシー運転手として働いていました。タクシー運転手は男の仕事というイメージを多くの人が持っているかもしれませんね。私も女性であるというだけで、珍しがられることも少なくありませんでした。しかし、最近では女性のタクシードライバーも少しずつ増えているようです。現在、タクシードライバーへの転職を考えている女性のために、業界ならびに私の経験談をお伝えします。

法人と個人の違いとは?

法人タクシーは株式会社や一般の企業が保有している会社なので、ドライバーは正社員として働くのが大きな特徴になります。未経験者でもタクシードライバー にはなれますよ。一方、個人タクシーの場合は、定年退職後に個人事業主として経営している人や自分が所有している車で運転手をする人の事。

法人のタクシードライバー と個人のタクシードライバー とでは、メリットもデメリット異なりますが、法人タクシーでも給料が歩合制という会社もあるので一概に言えないのがタクシー運転手の最大の特徴になります。給料が歩合制の場合、当然年収は安定しません。

個人タクシーの場合は、経済的自由と時間的自由を確実に得る事が出来ますが、ドライバー自身が一定期間以上の乗務経験や無事故無違反である事が大前提になっています。

最初から個人タクシーでするのでなく、法人タクシーの運転手で経験を積んだ後に個人タクシーの運転手になる人が多いです。私の場合は、タクシー運転手を知り合いが既にしていたので、個人タクシーのドライバーからスタートしましたが、わからない事が多く不安だったし、収入を安定させたいのなら法人からがお勧めです。

女性だからこそ大変な事

タクシードライバーの仕事で大変な事は、酔っ払いのお客さんが夜になると多いという事です。日勤のタクシードライバーにも大変なイメージがあると思いますが、大きな勘違いです。やはり夜に運転する方が大変かつ需要も高いので、日勤だけのタクシードライバー を求人募集していないタクシー会社もあります。

昼のタクシードライバーならば自動車の運転が好きな人であれば、ある程度は安定もしますし天職の人も多いでしょう。逆に夜はお酒が入った人と無駄に絡まれる事が多く、何倍も大変です。女性だから絡まれる……正直、そういうことも多かったですね。

変なお客さんに絡まれる事も大変ですが、お酒が入ったお客さんが落とした荷物なども大変。忘れ物を後日連絡される事もあるのですが、本人もタクシーに落としたのか道で落としたのかわからない。結局、曖昧なんですよ。一番多いクレームが忘れ物なので、タクシーの乗務員は接客以上にアクシデントが大変かなという印象がありました。

仕事をやってて嬉しい事

誰を乗せたとは言えませんが…。

ミーハーな話で恐縮です。個人的にタクシードライバーの仕事で嬉しい事は、東京であれば有名な人(議員、芸能人、経営者、大学教授など)と出会うという事です。勿論地方のドライバーでも色々なお客様が搭乗していただけるので、多種多様な仕事の話しを聞く事が出来ます。これはずっと家で育児や子育てをしている専業主婦には体験できないこと。ドライバーには月給以外のメリットもあるんです。自分が労働に携わった経験が一度もない職業に関しても、タクシー運転手で1年間働いただけで詳しくなっていきます。

また、基本的にタクシーを送迎で利用するお客さんは急いでいる人が多いので希望の時間につくと感謝される傾向にあります。私が女性ドライバーだからなのか、ときにはチップをもらえることもありました。今の時代、アルバイトやパートでチップをもらう機会はなかなかないでしょう。時給だけで働くよりも、やはりやりがいはあります。

タクシー運転手の仕事の流れ

タクシー運転手の仕事内容は、法人のタクシードライバーと個人のタクシードライバーとの間で大きく異なる事はありません。

タクシー運転手は事務仕事や営業職とは大きく違います。タクシー運転手は朝の朝礼後タクシーの経路確認をし、タクシーに乗り仕事に入ります。

シフトは休日出勤が多いですが、平日もあるので休日がバラバラになってしまう事が特徴的です。

個人タクシーの場合でも平日よりも休日の方がタクシーを利用するお客さんが多いので必然的に休日出勤になるので法人タクシーと個人タクシーは変わらないともいえます。

「タクシードライバーは1日運転するの?」と思う人も多いでしょう。もちろん深夜に働くことも多いです。でも、一定の期間運転をした場合は道で休憩する事が規則として決まっているので、疲労感はコントロール出来ると思います。ただし、私がまだ30代だからかもしれません。40代50代になると、やはりきついかもしれませんね。また、あんまり美容に良い働き方ではないことも確かです。

また、タクシー運転手はタクシーに乗りたいという人を探さないといけません。この流れがタクシー運転手の仕事内容で一番難しいと言われています。どのお客さんがタクシーを求めているかを探す嗅覚は、半年働かないと身につきませんでした。

手を挙げたと思って、止まったら友達に手を振っていただけなんてこともありました。この感覚があるかないかで、ルートを少し変更したり出来るので収益が大きく変わります。

女性タクシー運転手に求められるスキル

二種の免許は必須です。

タクシー運転手に求められるスキルというと難しく聞こえますが、何より第二種運転免許が必要になります。法人タクシーであれば先輩に予めルートなどを教えてもらえるのですが、個人タクシーの場合は各都市の地理に詳しくなっていないと効率よく運転する事が出来ず収益に繋がりません。運転免許書は持っているけれども直近に事故を起こしている人はタクシー運転手に成れません。

タクシー運転手に求められるスキルは何より安全に運転が出来るかという点です。次に接客です。お客様と話すことが多い職業なのでお客さんに対する心遣いは勿論の事、お客さんが今何を求めていて何をしてほしいか、急ぎなのか?ゆっくりなのか?を感じ取る事が重要になります。

例えば、急ぎで現地についてほしいのにも関わらず、ゆっくり安全運転が出来るからといって大通りを通っているとお金を稼いでいると思われて大きなクレームにつながります。勿論安全運転は重要ですが、お客さんのニーズに合った道を選択する必要性があります。急いでいるお客さんが一番クレームに繋がりやすいので注意が必要です。

スキルとしては上記で説明した、安全に運転できる運転技術、コミュニケーション能力。プラス要素として仕事を楽しく出来る精神です。私は元々事務職をしていたのですが、事務職の場合色々な書類を見るので飽きが来る事がありません。しかし、タクシー運転手の場合は同じ道を毎日運転するので、自分なりに工夫をして楽しむ努力が必要になります。

まとめ

タクシー運転手になろうと思っている人、今現在タクシー運転手に興味がある人がこの記事を読んでいると思います。今の時代、新卒でタクシー会社に就職してタクシードライバー になるひとも多いそうですね。他の業界から転職する人もタクシー会社によっては「お祝い金」などもありますし、寮が完備されているタクシードライバー 会社も多いです。心機一転するのなら、良いのではないでしょうか。未経験の方でも転職から正社員を目指せる職業です。頑張れば十分な月給や年収も目指せますよ。

タクシードライバーにはテレビやインターネットでブラックという印象がありますが、実際に働いてみると全くそのイメージはありません。もちろん所属するタクシー会社にもよりますが、それは他の職業でも同じ。ただ、やはり女性が子育てをしながら……というのは難しいかもしれません。独身の女性、もしくは子供が十分に大きくなった女性向けの仕事です。

私は約1年間タクシードライバーとして働きましたが、天職だなと思っていました。月給や賞与も十分でしたし……。今は子供が出来ているので職に就けませんが、子供が大きく成長したらタクシードライバーを再開したいと思います。 主婦になってお客さんと違った会話も出来ると思うので楽しみです。

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なかおりん
元タクシー運転手の女性ライター。タクシー運転手で働いた経験を活かし今から運転手になろうと思っている人、興味がある人の為に記事を書きたいと思います。私の経験を少しでも広める事が出来たら嬉しいです。